青森の神社・お祭り

平成22年8月23日

去る8月18日〜19日にかけて、青森県神道青年会主催『夏期禊錬成会並びに教養研修会』に参加してきました。

津軽と南部に大別される本県であるが、本州最北の地、下北地方にも特異な文化が形成されている。この度の研修会では、山伏の祈祷舞としてもたらされ、東通村目名地区を中心として栄える「下北の能舞」を横浜地区とむつ地区で、又、北前船により京都よりもたらされ、下北一円に広がる「祇園祭」の形態をもつ下北の祭・山車を、田名部神社大祭にて拝観する事に依り県内神道文化の造詣を深めんとするのが狙いである。

【禊  会  場】

一日目 横浜町砂浜海岸海水浴場

二日目 むつ市 赤川海岸         

神事芸能視察研修 国指定 「重要無形民俗文化財」『下北の能舞』

横浜町:八幡神社 むつ市:田名部神社

【研 修】

第一項 ・禊行法

第二項 ・横浜町 八幡神社  神事芸能視察

     ・むつ市 大覚院熊野神社 自由参拝 

第三項 ・むつ市  田名部神社    自由参拝 田名部祭神事芸能視察

第四項 ・禊行法

(※画像クリックで拡大表示)

一路下北へと車を走らせつつ、途中野辺地で昼食を・・・

!?

・・・お米の量が、尋常でないです。

4人で食すも・・・。

お米の神さま(倉稲魂命様)粗末にしてしまい申し訳ありません・・・

・・・残してしまいました。

気を取り直し、いざ下北へ。

当日は晴天に恵まれ、絶好の禊日和である。

夏越しの祓えでは無いが、半年間の罪・穢を清めます。

心身を清めた後は、研修第二項の『横浜町 八幡神社』の芸能神事視察へ。

  

    

            

前庁長の鈴木法通宮司さんをお見送りし、

会員は研修第三項の『田名部祭神事芸能視察』へ。

    

    

各、五町内から出陣した山車の囃子が参拝者を出迎えていました。

           

 

江戸時代の初期より下北では多くの近江商人が活躍し、これらの人々が言葉や文化の伝導に一役かっていたといわれている。この『田名部まつり』もまた、山車や囃子は京都の祇園祭を連想させる。町内それぞれ一体感があり又、揃いの半纏を着こなす状は『粋』であり、『イナセ』である。

この人々の神社の祭礼に対する熱い想いは、祭りの期間(8月18日〜20日)下北の夜を、見る者の心を熱く感じさせるであろう。

  

下北での長い夜も明け最後の研修、第四項禊行法である。

朝方の禊は気持ちの良いものである。

一泊二日の短い期間であったが、

内容は色濃いものとなり大変有意義な研修となった。

心残りなのは、田名部まつり最終日に行われる『五車わかれ』を見学出来なかったのが残念でならない。機会を見つけて、是非見学したいものである。

【グルメ通信】

おなかイッパイ食べたい方: 野辺地  舟 宿

青森市 沖館稲荷神社 禰宜 佐 藤 史 人

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平成22年1月10日

八戸市内から階上方面へ向かう国道45号線沿い、新井田の坂を上った左手に鎮座する四本松神社。





樹木がよく手入れされ清々しく整えられた境内、参道にはたくさんの幟旗が並ぶ。旧暦11月26日に年越祭が斎行された。





こちらのお宮で初めてのお手伝いのご奉仕をする私にとっては、緊張の連続だった。

しかし、出貝宮司とともに休む間もなく働く総代さんや崇敬者の方の姿に「私も真心で精一杯ご奉仕しよう」と思うことができた。
色々な方と話すことで様々なことを感じ、経験できた。まだまだ未熟な私にとって有難い一日でした。



 八戸市湊高台 四本松神社

                                 八戸市  御前神社 権禰宜 浪打 陽子

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平成21年8月3日

三社大祭

久しぶりに三社大祭を見ました。地元の大きなお祭りでありながら、なかなか見に行く機会に恵まれずにいましたが・・・。今回広報部会の後に、視察見学と称してお祭りを見る機会に恵まれました。大きな声では言えませんが、何十年ぶりとなります。
私は、湊の浜っこ育ちのため、三社大祭といえば、“街”のお祭りという感覚であり、「今日は“街”のお祭り見にいぐ〜」と朝からそわそわして、ちょっとおめかしをして出かける感覚でした。大人になってもそれは変わらず。朝から、頭の中は“ヤレ・ヤレ”の曳き子の掛け声や、太鼓・笛のお囃子が鳴り響いていました。
子どもの頃は、どこか“街”に出かける楽しさばかりでしたが、神職になって三社大祭を見る今は、いささかちょっと違った感じでありました。その歴史は古く、神様への祈りから始まったお祭りであり、民が神様への祈りの形を表現したものが、山車行列であり、山車の題材には、歴史・文化・伝統を色濃く感じさせるものが沢山表現されているのだと思います。だから民がこぞって、神様に感謝・祈りを捧げる為に山車作りをしたり、祭りに参加したり、祭りを見に行くのだと今更ながらにして感じた1日でした。
その歴史・伝統が今も絶える事無く連綿と続いている地元のお祭りにとても感動致しました。これは、毎年見に行かなければならないお祭りだと強く感じております。本音を言えば、子どもの頃から“三社大祭にかだりたい(参加したい)なあ〜”という思いがあるのですが・・・。根っからのお祭り好きなのでしょうか・・・。
それでは、三社大祭の模様をご覧下さい。


神興・山車行列の始まりです。











この山車は、天孫降臨を題材にしたものです。伝統山車賞を戴いております。


源義経に関連した題材の山車は結構多いです。土地柄でしょうか。

伝統の1つでしょう。トラや権現様にかじってもらい、無病息災を祈るのです。







あちらこちらから、子どもの泣き声が聞こえます。



でも、大人たちはその光景を微笑ましく見守るのです。親も一緒にかじられ、楽しみます。





山車を引っ張る曳き子・山車を押す高校生です。皆大変そうだけど、楽しそうです。







八戸市内丸    おがみ神社
八戸市長者    長者山新羅神社
八戸市廿六日町 神明宮

                                                                           八戸市 四本松神社 宮司代務者 出貝賀子

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平成21年8月3日

青森はまだ梅雨明けしておらず曇り空の下、八戸へと車を走らせる。

今回の目的は八戸市小中野に鎮座している御前神社で行われる広報部会である。

ちょうど青森から八戸までの距離は約74q程で、これは私が以前暮らしていた神奈川県の大磯町から東京までの距離とほぼ同じ距離である。

「・・・本当遠いな」、これが正直な気持ちである。

そんな事を考えながらカーナビゲーションに従って進むも、あらぬ方向に導かれ一人憤慨する始末である。

なんとか無事に御前神社にたどり着き予定通り部会が開催されました。

部会内容は主に会報の文書校正で、皆真剣に時に広報部長の冗談もまじえながら和やかな雰囲気で進められました。

そんな折りに、どこからかお囃子が聞こえてきました。

「あー、今日トラの日か」

「虎?」


ちょうどその日は三社大祭に先立って、近所の「虎舞保存会」の方々が御前神社のご神前に虎舞を奉納する日だとの事でした。

部会を一時中断し、皆で見学することにしました。



舞い手の構成はほとんどが子供達で、元気よく舞を奉納していました。

あまりにも不思議な舞だったので、後日インターネットで調べると、


『北は青森県から南は鹿児島県まで太平洋沿岸を中心に広く分布し、沿岸部の虎舞の特徴は海上安全・大漁祈願の意味を持っており、内陸の虎舞は火防に結びつくものが多いとされる。中国の古書・易経の中に(雲は龍に従い、風は虎に従う」という一説がある。風を従わせることができる虎の威をかりて火難・海難をもたらす風を鎮め、五穀豊穣・豊漁を祈ってきた。   ・・・・・・homepage:岩手の虎舞より』


港町である八戸では昔から神々に大漁祈願・海上安全の願いを込めて神々に舞を奉納してきたのであろう。
このような芸能神事はこれから後世に受け伝えられるべきものである、と強く思った次第である。


舞の奉納を終えた子供達が扮した虎に、頭をかじってもらうと厄落としになるというのでガブリと噛んでもらい、部会に戻ることにした。
その日、浪打広報部長のTシャツに「タイガーマスク」が描かれていたのは偶然かどうか定かではないが、とても貴重な体験をした一日となりました。

 八戸市小中野 御前神社

                                         沖館稲荷神社 禰宜 佐藤 史人

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平成20年7月26日

青森市栄町鎮座の諏訪神社例祭前日の様子です

いわゆる前夜祭、宵宮ですね(青森では夜宮と言う方が一般的のようです)
こちらの神社では武御名方神(たけみなかたのかみ)、猿田彦神(さるたひこのかみ)をお祀りしています
お祭りは厳粛なものですが、やはり子供の頃からの楽しみといえば宵宮でしょうね
たくさんの人たちがお参りした後、奉納演芸を楽しんだり、お酒を呑んだりと
とても賑やかです 楽しそうです きっと神様も見守ってくださっていることでしょう


当たり前ですが、何年も何十年もこのような町の集合体の場所である神社という場所をを護ってゆかねばならないと実感しました

青森市 諏訪神社

                                              八戸市 川口神社 禰宜 浪打真彦

 

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